俺のギター部屋ブログ
『俺のギター部屋』の名付け親
今月8日、歌手の島倉千代子さんが亡くなりました。
亡くなる3日前に自宅でレコーディングしたという歌がTVのワイドショーで流れていて、なにか懐かしい言葉の使い方だなと感じて画面を見ていたら「作詞 喜多條忠(きたじょうまこと)」とクレジットされていました。
「からたちの小径」という歌だそうです。
喜多條先生は『俺のギター部屋 -創れる・弾ける・歌える 俺たち-』の名付け親です。
先生とのご縁は長く、初めてお会いしたのは1980年です。
当時大学4年生で九州に住み、就職のあてもなかった私に、「中林君みたいなやる気のない人間(その当時はデス)を企業の人事は必ず見抜くだろうから、もう就職なんてあきらめなさい。それよりしばらく私の家に来て歌でも書いて暮らしませんか?」と先生はおっしゃいました。
(キミマロ風に言えば)あれから33年・・・この教室を始める直前にお宅にお邪魔して、中高年向けのギター教室を始めることをご報告した時、先生は「オレは字はあまり上手くないけど」と言いながら私の顔をしばらくながめ、その場ですらすらと屋号を書いてくださいました。
お会いして間もない1980年代、まだ30歳そこそこの青年だった先生は幼い2人の子供を連れてときどき私の部屋に遊びにいらっしゃいましたが、喜多條先生にとって弟子の私がギターを置いている部屋は昔も今も「俺のギター部屋」だったのだと思います。
喜多條先生は今でも、歌謡界の第一線で活躍していらっしゃいます。