俺のギター部屋ブログ
生徒様のレコーディングが始まりました<2>
生徒様オリジナル・アルバムのレコーディングが始まっています。
年末までに5曲録音して来年早々に生徒様のオリジナルアルバム(5曲入り)を制作する予定です。
今月からギターと、月一曲のペースでボーカルの録音を始めます。
以下は生徒様ご本人のレコーディングレポートです。
ゆっくりした台風13号がノロノロと関東地方にちかづいてきた8/7、ちょっと緊張気味で、でもやっぱりとっても幸せそうにギター部屋へ向かう41歳主婦(笑)。この日はミニアルバム制作にむけてのレコーディング2日目、いよいよ歌を収録する日です。
いつものように、スタジオのプロフェッショナル達が淡々と準備、予定通り11:30から中林先生のギター収録が始まりました。と思ったら、はい終了。「さすが」の一言で、ほぼ1発ではなかったでしょうか?その後ランチ休憩をはさんで、同じく中林先生のハーモニカの収録、たしかこれも録り直しナシ、私が歯を磨いて帰ってきたら終わっていました。先生はその後、次回レコーディング予定の曲をギターを変えて1曲録音して終了。このあまりにも順調な滑り出しを「嵐の前の静けさ」という表現を使わずして、いつ使うのだというほど、ここから壮絶(おおげさ?)な歌録りが始まります。14:00開始、1曲のみの収録でしたので16:00に終了する予定でしたが、気がつけば18:00を回っていたと思います。その詳細をここに記すことは諸事情(長すぎる、トーンマイスターさんの企業秘密)により割愛させていただきますが、今回の収録で私が学んだことは、きっとプロの皆さんや音楽における諸先輩方にとっては当然の認識であり、今更なにをと笑われるようなことなのかもしれません。でも私のような素人にとっては、まさに「はじめの一歩」になったのです。
人は、歌を聴いたり、演奏したり、歌ったりして楽しみます。歌を聴いて、元気になったり、思いきり泣く手伝いをしてもらったり、昔を思い出したり、そうだよね!と共感したりします。そしてそれを提供する側、がいます。なんのために(音楽)やっているの?というのは、よく聞かれる質問で、「う~ん…楽しいから?」と答えてきましたし、それはもちろん嘘ではありません。でも、それをひとたび第三者に提供し、多少なりともお金を頂いて聴いてもらうことになった時、「歌」というものは、そんな甘っちょろい、お祭り気分でできることでは到底なく、そんな程度の気持ちでつくるならば、部屋でひとり弾き語ったり、お友達を集めてワイワイ楽しく盛り上がったりするための、人生の余興アイテムにしかなりえない、ということがはっきり分かったのです。まだ今回が初めての本収録、きっとこの先もっといろんなことを知ることになると思います。でもまずは、そのスタートラインに今やっと立った、そんな学びの場となった第2回のレコーディングでした。
追記になりますが、前日夕方のぎっくり腰にもかかわらず完璧な演奏をしてくださった中林先生、仕事でなければちゃぶ台をひっくり返して帰りたかったであろうスタジオトーンマイスターの皆様、また、とっても美味しいお弁当やお漬物の差し入れをもって、オロオロする私を優しく励ましにきてくださったギター部屋生徒の川口道子様に、この場をお借りして心から御礼申し上げます。
(文 佐布利江)