俺のギター部屋ブログ
サヨナラだけの人生
この春故郷へ帰られる事を機にギター部屋を離れる生徒様がいらっしゃいます。
ご自宅からギター部屋まで往復3時間20分の距離を4年半近くも通われたその生徒様は、挨拶に来たとき「ギター部屋の色々な風景を写真に撮りました」と言って最後に私と記念撮影をし、握手をして別れました。
生徒様にとって私が思う以上にギター部屋が特別な存在であったことを知り、私自身も感傷的な気持ちになりました。
故郷に帰るその生徒様とこれからは物理的に会えなくなりますが、どこかでずっとつながっている気がします。
私がギター部屋でレッスンを始めて次の5月で丸7年を迎えます。7年の間には多くの方との出会いと別れを繰り返してきました。
その時その時の私自身を振り返ると懐かしい思いや反省することなども無くはありませんが、実のところはこれも縁だと思っていて別れもしかたのない事だとあきらめています。
ある生徒様にある時「先生にとって生徒は何十分の一かもしれないけれど生徒にとっては先生はひとりだからそれを忘れないでくださいね」と言われたことがあります。
私は生徒様にギターを教える立場ですが、生徒様から教わることが多いです。
これからも俺のギター部屋は、生徒様お一人おひとりに向き合いギターを弾くことの愉しさを伝えていきたいと思います。
そしてお忙しい中、時間を作って会いにきてくださった生徒様に感謝すると共に、故郷での幸せを心からお祈りいたします。