俺のギター部屋ブログ
ギター1本で弾き語りをする時の「間奏」
ひとりでギターを弾いて歌うとき間奏や終奏をどう弾けばよいかわからず悩んでいるというお客様が、先日体験レッスンを受けにいらっしゃいました。
ギター歴も長く、アルペジオもストロークも器用にこなす50代の女性の方です。
演奏したい曲にもよりますが、そのお客様にご指導したのは高い方の音(ハイコード)の中で主旋律の単音をひろいながらアルペジオやストロークで間奏を処理するやり方でした。
弾き語りに適した曲の中にはポール・マッカートニーが弾く「ブラックバード」やジョニ・ミッチェルが弾く「サークルゲーム」のように、伴奏がそのままソロギターの演奏としても聴きごたえ(見ごたえ)のある楽曲があります。
ある程度ギターが上達してシンプルなギター伴奏に物足りなさを感じるようになった方は、そんな曲にも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
フォークソングではほかにフォーク・ハーモニカを使うこともあります。1970年代のボブ・ディランやニール・ヤングの曲、岡林信康さんの「26番目の秋」や吉田拓郎さんの「祭りのあと」などのフォークハーモニカの使い方はいま聴いてもとてもお洒落でかっこいいアレンジだと思います。
とはいえ弾き語りの場合メインはあくまでも歌で、ギターは伴奏のための楽器です。
単調なアルペジオやストロークで間奏に入る場合は、間奏を出来るだけ短くして次のコーラスを早めに歌いだすよう心がけるのも上手な弾き語りの方法だと思います。
ちなみに前述のお客様はその日のうちにギター部屋に入会されました。以前から間奏の処理に困っていたレパートリーをまだたくさんお持ちなのだそうです。