俺のギター部屋ブログ
ギター教室には珍しいヴィンテージギター
Gibson LG-2というアメリカ製のヴィンテージギターが俺のギター部屋に置いてあります。楽器商により定義は様々ですが、1950年代までに製造されたハンドメイドのギターで、全てのパーツがオリジナルであればヴィンテージギターと呼んでも差し支えないようです。
1946年製造のこのギター、形状がとても小さく抱えやすいので女性の生徒さんにもたいへん興味を持たれます。誰かに弾かれるとギターも喜んでいるような気がして、私もこれを週に2、3回は弾くよう心がけています。
このギターは通常のギターよりネックが太く設計されています。音響の技術が今ほど発達していなかった時代の商品なので、ただ大きな音が出れば良いという価値観だけで造られていたのかもしれません。ネックを太く丈夫にすることでネックの共振を防いで箱鳴りをさせようという目論見もあるようです。
このギターを鳴らすと、お腹にズシンと大きな音が響きます。ギターを始めたばかりの生徒さんはそれを面白がり長時間弾こうとしますが、太いネックを握り続けているうちに左手がしびれてきて、そのうちに弾くのをあきらめてしまいます。
ギターには2種類あります。弾きやすいギターと弾きにくいギター。ギター部屋のGibson LG-2は後者の部類に入ります。でも人と同じで、弾きにくいギターが、かならずしも悪いギターとはかぎりません。
みなさんはヴィンテージギターを弾いたことがありますか?